禅語「莫妄想」に学ぶ、後悔する方法と後悔から抜ける道

おはよう!
こんにちは!
こんばんは!

masatoです。

これまで散々後悔してきたからこそ、後悔について日々学んでいるのですが、

いや、まさか自分が禅語にひっかかるとは思ってませんでした。

禅の話ってもっと、

もーーーーーーーーーーーーーっと

自分より人間的に優れた人が見るものかと思ってたからです。

普通に日常を過ごしていて、

「あー今日は禅の言葉にひたりたいわー」

「もっと禅について学ばないと自分が崩壊するわー」

みたいなことってないじゃないですか??笑

でも、こんな超絶一般人の僕でも引っかかってしまい、考えさせられました。

そして、それは後悔ともつながるものだったので、尚更でした。

そこでそこから僕が学び、深掘りした内容をまとめました。

目次

妄想は後悔の1つ

「あの時ああしておけばよかった」

って経験を思い出したり、思い浮かべた時を想像して欲しいんです。

その時の自分を客観的に眺める感じで、思い返して見てください。

……

………

…………

「もしも、あの選択をしていたら、今ではこうなっただろう」

「あの時、あの子を大切にしていたら、今頃結婚して幸せだっただろう」

こんな感じで思い返してないですか?

「〜していたら」とか

「〜だったら」とか

これってただ「妄想してるだけなんです。

もちろん、そうでないこともありますよ?

「被害妄想」って言葉があったり、

「エロいことを妄想する」って言葉があったりなかったり…w

だから、「妄想」は後悔の1つなんです。

それ

なんですが…ここで禅語の言葉=禅語として出てきたものが、

「幕妄想」

僕はここにひっかり、引き込まれてしまいました。

じゃあ、一体

禅語「莫妄想」とは何か?

すっごく真面目なことをこれから書くので、眠くならないでくださいね。

莫妄想」とは、

唐代の禅僧・臨済義玄が残した言葉で、「余計な妄想にとらわれるな」という意味があります。

※「莫」には、「〜しない」という意味があります。

ここでいう妄想とは、根拠のない空想だけではありません。

過去への執着や未来への不安も含まれます。

つまり「莫妄想」とは、

私たちがつい頭の中で繰り返してしまう「後悔」や「不安」に気づき、

そこから自由になるための言葉なのです。

だから、この臨済義玄先生は、

「妄想するなよー」と僕たちに注意してくれてるんです。

後悔って「後で悔いる」って書くように、

過去に執着したり、

その過去から未来の可能性を想像したり、

妄想したりすることで基本的には生まれます。

じゃあ、今度はこの逆パターンを考えてみたいと思います。

逆パターンをすれば、「後悔する方法」になる

僕自身、どうすれば「後悔するか?」について、考えたり学んだりしています。

ここが自分自身に腑に落とせる形まで学ぶことで、後悔しない方法を身につけることができると考えています。

だからこそ、「莫妄想」の逆パターンをやれば、後悔に辿り着くと思ったわけです。

じゃあ、どんなことがなのか?

ここでは3つのパターンを挙げてみました。

1.過去に執着し、何度も同じ出来事を繰り返す

「オレは若い頃はすごかった」

「昔こんなにモテてた」

「私はあんなすごい人から告白された」

などなど昔の自慢話を何度もする人。

こんな人は、その時の過去の栄光にすがって何度も同じ出来事を繰り返しています。

昔話ばっかりしてしまえば、妄想しまくる。

そして、後悔することに近づいていきます!

2.未来ばかりを気にして、不安をふくらませる

「老後になったら、年金がなくなるから生きていけなくなるかも」

「2000万円なんて貯めれない。どうしよう。」

「今いる会社の業績が悪いから、今後はリストラか他社に売却されるかも」

など不安を口に出したり、ニュースやSNSをみて考えてしまう。

こうすれば、未来ばかり見て不安をあおることができるので、後悔しまくれます。

3.今日、今というこの瞬間を生きることを忘れてみる

「今は忙しいから、そのうち落ち着いたらやろう」

「時間ができたら、家族や友人とゆっくり旅行でも行こう」

「今日は特に何もせず、SNSを眺めて1日が終わった」

今日何をするわけでもなく、全てを先延ばしにしている。

これは今日、今という瞬間を生きてないです。

その10年後か20年後か、そう遠くない未来になった時、

「あの時動いておけばよかった」

なんて言って後悔することができます!!

さらに、どうすれば後悔できるかについても記事を書いていますので、参考までに貼っておきます▼


ここまで、莫妄想の逆パターンを見てきて、

どうすれば後悔できるか?

そこがかなり明確に見えてきたと思います。

じゃあ今度はもう一度、莫妄想について考えた時に、

僕はとある「莫妄想」にも通じる名言をふと思い出しました。

参考までにここでシェアしていきますね。

それは、

スティーブ・ジョブズの問い

これはかなり有名なので、知ってる人も多いはずですが、あえてここで載せておきます!

アップル創業者スティーブ・ジョブズは、スタンフォード大学でのスピーチでこう問いかけました。

If today were the last day of my life,
今日が人生最後の日だとしたら、

would I want to do what I am about to do today?
私は今日する予定のことをしたい思うだろうか?

少しだけ意訳するなら、

「もし今日が人生最後の日だとしたら、今日これからやろうとしていることを本当にやりたいだろうか?」

この言葉は、「莫妄想」の実践版ともいえる問いです。

「妄想しない」

つまり、過去や未来ではなく、今この瞬間に自分がどう生きるかを突きつけています。

いや、もうカッコ良すぎるでしょ!?

でもカッコいいし、シンプルな問いなんですけど、

これを実践するのが難しい…

この言葉を知ったその日はまだいいんですが、

明日またいつもの日常を送り始めると、この言葉を忘れてしまう。

スティーブ・ジョブズ先生は本当に凄すぎます。

でもこうした小さなことって実は本当に大切なんですよね。

この今を生きる、この瞬間を生きる。

「莫妄想」を実践するまでのプロセスを考えてみました。

今を生きる境地に至る心理的な流れ

言葉で言うのめちゃくちゃ簡単。

でもそういうことを実践するのがめちゃくちゃ難しい。

じゃあ。実際には、どうすればその境地に立てるのか?

心理学的な流れとして、大きく分けて4ステップになります。

  1. 気づく:「あ、今自分は過去に囚われている」と認識する
  2. 書く:後悔や不安を紙に吐き出し、可視化する
  3. 分ける:書いたものを眺め、「これは妄想だ」と距離を置く
  4. 今に戻る:呼吸や小さな行動に意識を向ける

この流れを繰り返すことで、少しずつ「今を生きる力」が養われます。

後悔から抜ける道も後悔する道も「莫妄想」にある

後悔は「妄想」に心を奪われることで生まれます。

だからこそ

禅は「莫妄想」と説き、

スティーブ・ジョブズは「今日をどう生きるか」と問いかけました。

でもでも、実際にこの後悔を完全に消すことはできません。

僕たちができることは、「妄想」から離れて、「今」という瞬間に立ち返ること。

ただ、それだけです。

めちゃくちゃシンプルです。

この記事を読んだ後でいいので、

手書きのノートでも、メモ帳でもいいので、

👉 今日一日の終わりに、ノートに一言「後悔したこと」を書き出してみてください。

もちろん、コメントでも全然いいです。

まずは書き出して、気づくことからやってみましょう!

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この記事を書いた人

[仕事]
・セルフチューニングエンジニア&アドバイザー
・飽き性改善トレーナー
・FE/CE/FSE(機械/電気/精密機器)※会社員
[経歴]
法学部→魚屋さん→半導体→分析機器のFE
[簡単な自己紹介]
「飽き性」「自分にウソをつく」
この2つことによって、自分が思い描く理想と現実のギャップに押しつぶされて、これまで30年以上悩み、苦しんできました。
その後、「セルフチューニング」に出会い、人生を再スタート。

セルフチューニングを使って、同じような悩みの人にアドバイスをしています。
それに伴って役立つ情報発信をしています。

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